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ビジョンがないからツラかったんだ@絵巻物思考10
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【絵巻物】に描くつもりで聴いていると、
今まで見えなかったものが「見えて」きて
聴こえてなかったことが「聴こえ」てきて

会議や打ち合せを「俯瞰できる」ようになり
「人の気持ちを汲み取れる」ようになったら

話し合いがまったく違うものになりました。
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【絵巻物思考】
絵巻物の先の太陽(未来)を意識できるとラクになるよ



ビジョンがないから、日々の仕事が辛かったんダ!

これは、 あるシステム会社の若手男子が
(もう6年も前の話になりますが)
5年後の組織ビジョンを描く」というワークショップで
絵巻物を見てつぶやいた言葉です。

わたしはそれを聴いて思わず
「ナルホド〜!」と唸ってしまいました。

というのも、当時のわたしの疑問
ビジョンって、どうして必要なの?
ビジョンって、そんなに大事?
ビジョンがあると、何がいいの?
に対する回答として、いちばん腹落ちしたからです。

わたしが呼ばれる会議のほとんどが
ビジョン(未来のありたい姿)を描く」ことがテーマなので
今では「ビジョン」という言葉に抵抗はありませんが

最初の頃はいつも思ってました。
ビジョンって、何?
ビジョンがあると、何がいいの?
ビジョンという言葉、みんなわかって使ってる?

実際、今でも、同様の声は、最初に必ず
どの会議室からも聴こえてきます。

会社や組織のビジョンを考えるなんて、上のヒトの仕事でしょ
それでなくても目の前の仕事で忙しいのに
半年先だって見えないのに、3年も、5年も先なんてわかるわけがない

これを前回紹介した[10のグラフィック]で描くと、
モヤモヤ](話し合い俯瞰ツール4)を使って描けます。


ビジョンが無いから日々の仕事が辛かったんダ」と言った彼も
話し合いが始まる前は、モヤモヤしていました。

わたしも、この仕事をするまでは、まったく同じでモヤモヤしてました。


目の前の仕事にまじめに取り組んでいる人ほど、
こういう気持ちを抱いてるように感じます。

また、仕事ができる、業績を上げている、と一目置かれている人ほど
じぶんなりのビジョンを描いている自負があるので
「何を今さら」という気持ちを抱いているようにも感じます。

しかし、ビジョンをテーマに何度も、絵巻物を描く機会を得て
わたしが心から「ビジョンがあるって本当に大事!
と思えるようになったのは

毎回、共通して次のような絵が描けてきたからです。



注目してほしいのはトップとメンバーの[位置関係]です。

社員にビジョンを描いてほしい」と願うトップやリーダーと

ビジョンって何?」「目の前の仕事で忙しいんだけど
ビジョンはトップが描くのが仕事でしょ

とモヤモヤしているメンバーとの[高低差]に注目です。



目線の高さ]が全然違うのです。

両者の発言を絵巻物の中に[配置]していくと

トップやリーダーの言葉は、共通して[上空]に描けてくる。

一方、メンバーの発言は共通して[地上・下界]に描けてくる。

しかもモヤモヤとしていて視界不良
まったく遠くを見ていないという絵です。

目線の高さ]がなぜこうも違うのか。

両者の[目線の先]にも注目です。[目線の先]が違うのです。

メンバーの[目線の先]は目の前にばかり向いてます。視界が狭い

一方、トップやリーダーの話を絵にしていると
共通して描けるのは[太陽]です。

10のグラフィック]でも紹介した
大事な絵の1つ(話し合い俯瞰ツール2)ですが

太陽]とは[未来]のこと。

トップやリーダーが必ず見据えている[目線の先]は
今目の前も含めた時間軸の先の[未来]。


未来太陽に目を向ける
=目線が上がる
=視点が高くなる
=視界が広くなる
=そして今を見下ろすと…

そして未来を見据えて
「今、どうすべきか」「どうありたいか」を問うてくる。

絵巻物が教えてくれたこと

こうしたトップやリーダーの目線の高さから
改めてじぶんの抱える問題を見下ろしてみると

現場の課題は小さく見える
未来へ進むにはまったく違うルートや
他の選択肢がいくつもあるのも見えてきました。

この[位置関係]を思い描けるようになったおかげで
=[絵巻物を俯瞰する]感覚が持てたことで

[ビジョンを描く]ことの大事さを何度も実感するようになり
わたしは随分、目の前の問題の捉え方が変わりました。

絵巻物を俯瞰する]感覚=[話し合いを俯瞰する]感覚とは

絵巻物思考のいちばんのベースである絵巻物を使って

この[タテ軸]と

この[ヨコ軸]を持って
絵巻物の中に、みんなの発言を[配置]して、今一度
自分自身や自分以外の人たちの[位置関係]を見つめ直す感覚です。

おかげで、トップやリーダーの問いかけも
よくわかるようになりました。
「だからビジョンを描け(未来に目を向けろ)」と言うのか、とか。

じぶんのこともよく見えてきました。
「だから辛かったのか」と。

「ビジョンがあるって本当に大事!」
「ビジョンがないから辛かった」
という気付きを与えてくれるこの絵巻物の
[タテ軸]と[ヨコ軸]を思い描くことは

会社や組織のビジョンといった大きな話に限らず
普段のちょっとした日々の仕事や勉強にも使えます。

たとえば
「目の前の仕事がどこか上手く進まないのは
 明らかにその仕事に対してビジョンがなかった!」
という気付きを与えてくれたり。

実際、話し合いがうまくまとまらない
プロジェクトがうまく進まないとき

目の前の「方法論」「やり方」にばかり固執して
話し合いがモヤモヤしている絵ばかり描け、一方で
「どうありたいか」というビジョンは描けていないのです。

その逆に、打ち合せやプロジェクトがうまくいっているときは、
「だってこうしたいから」というビジョンが必ず描けているのです。

みなさん無意識のうちに
きちんとビジョンを描いている。

ちなみにちょっと話がそれますが、この絵を見るたびに、
わたしは、ある会社の役員(10人ほど)に
「仕事での大きな転機」をインタビューしたときのことを思い出します。

そのとき共通して描けたのが
昇進される前に必ず、当時の役職や立場より
上の役職や立場に立った絵。
みなさんの目線がぐっと上がったという絵です。

例えば、 一営業マンから、課長、部長を飛び越えて
組織長の目線に立って、これから来るネット時代を見据えたとき、
今ある営業スタイル「売る」から「売らない」ことを決めた人や


事業部長という立場から、会社を飛び出して、未来を見据えて
社会という目線から事業そのものの存在意義を問うたとき、
じぶんの事業部の売り上げに固執する他の事業部長を巻き込んで
組織再編を実行した人など

だれもがあるとき、モヤモヤしている状態の中で
〔ね茲鮓据えて、 ぐぐぐっと目線を高く浮上して、
改めて、じぶんを含む全体を見下ろしたとき
何か大きな決断と実行していたのでした。

、わたしたちはなぜこの事業に身を置いているのか
、わたしたちは何のために仕事をしているのか

この目線に一人一人が立てた組織は強いですよね。

ビジョンを描く」ということは
仕事に限らず、どんなことにも大事です。

とにかく今、何かモヤモヤしていて抜け出せない感じがあるなら
それはきっと「ビジョンがないからツラい」のです。

そんなときは、遠回りのように感じるかもしれませんが、
一旦、手を止めて、遠く=未来太陽に目を向けること。

具体的なビジョンは描けなくてもいいのです。
(そう簡単にビジョンは描けません…その話はまた改めて)

まずはモヤモヤから抜け出す第一歩。
絵巻物の先の太陽(未来を意識してみる。
それだけでラクになりますよ。

絵巻物と太陽を使って
じぶんを[俯瞰してみる]感覚をつかむ練習です。

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【絵巻物思考】で考えてみると(見えた聴こえた)シリーズ
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin /blog/index.php?cid=9 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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