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メンバーをダメ出ししないで!まだ本気出してないだけ@リーダー研修2
前回に引き続き、ご紹介したいのは
ある県の地域観光課主催のワークショプ(WS)で描いた絵。
(どちらの県か…こたえは→後ほど:全グラフィック紹介します)

じつはこの日、こんな絵も描けたのですよ(^.^)
ご存知ですか? 映画『俺はまだ本気出していないだけ』
http://www.oremada.jp/
この映画タイトルにかけて参加者の方から聴こえてきた言葉なのですが

日々の業務に追われて
やるべきことが出来ていないというもどかしさを抱える人なら
だれもが心の中で叫んでしまうかもしれない一言、ですね。

ちなみにこの「本気」という言葉。
グラフィックファシリテ―ションでは「ハート」の絵が描けてくる
という現象がありまして、それはすなわち
「本気」を感じた瞬間なのですが、

実際はどの会議でもなかなかすぐに
描けてこないのが「ハート」です。

ただですね、「ハート」が描けず
参加者の「本気」を感じられないまま
会議が終わってしまったとき、

主催者側やそのリーダーからよく聴こえて来るのは
「参加者の当事者意識が低過ぎる!」というイライラや
半ばあきらめの「まあ、こんなもんだよ」という声なのですが…

そんなことありません!

過去たくさんの会議を描いて確信しているのは、
一見すると、まったく意見がないように見えるメンバーでも、
冷めて見える人でも、だれもが熱いハートを必ず持ってます(描けます)。

ただ、普段は、日々の業務に追われるうちに、眠らせているだけ。
本当に「まだ本気出していないだけ」なのです。

手はかかりますが、そんな「本気」をいかに引き出すか。それこそが
人を育てるリーダーとしての一番の役割と言ってもいいですよね。

では、「本気に火をつける」にはどうしたらよいか。
多くはじぶんたちの置かれている状況が見えていないことに原因があります。

そこで、今回のWSで、いい絵が2つ描けていますので
それをヒントにご紹介します。
まず下の絵は「県外の人に来てほしい」という一言で描けた絵。

※画像をクリックすると拡大して見られます。わたしの絵筆は最初「県外の人ってだれ?」と迷いました。
で、描き出してみたら、日本を飛び出し、世界中の人が描けてきまして、

数えきれない多くの目が
一人の財布を狙っているという絵になりました。

扱う商品が、旅行であろうが、学習であろうが、バーチャルゲームであろうが
その人にとって「あえて時間を割いて、お金を使うには?」と考えたら
世界中に競合が存在していると言える絵です。

ただ、多くは、 顧客の時間とお金が「有限」であることを忘れ、
またじぶんたちがこうした競争の中に置かれていることを忘れるのです。

でも、この絵のとおり「地球を俯瞰」する気持ちで
改めて自分たちを見つめ直してみてるとどうでしょう?

じぶんの地域や商品を知ってほしいがあまり
視野が恐ろしく狭くなっていたじぶんにハッと気付けると、

もっとやらなければいけないことが見えてきて
「ハート」に火がつくはずです。

これではまだ火がつかない人のためにもう1つ、
じぶんが置かれている状況として
目に焼きつけておいてほしいのがこの絵。

※画像をクリックすると拡大して見られます。絵の右上には「ここでしか見られない景色」のある雲の上の天狗山。
左下の観光客が「行ってみたい!」と思ったところまではいいのですが
現実は行くまでの手段が未整備で断念したという絵です。

これも、観光だけの問題ではないのです。

いくらイイ商品を作っても、いつも行く店先に並んでなければ、
顧客はその商品には辿り着けない。

いくら素晴らしい技術をネット上でアピールしても
情報過多な今の時代、顧客はそのサービスになかなか辿り着けない。

出会いたいと思う顧客に実際、わたしたちの商品やサービスを
手に取ってもらうまでには、これほどまでの険しい道のりがあることを
多くが自覚していないのです。いや気付いて入るけれど軽く扱っている。

「Webでキレイなデザインで、良さを上手にアピールすれば
 もしかしたら爆発的に注目されるかもしれない…」
とひそかな期待のまま、この絵にあるような現実の障害を
取り除くことをサボっているところは本当に多いのです。

そのほとんどが顧客目線ではなく「自分目線」。
この絵でいうなら、雲の上から「ここまで登ってきてー」と言っている
「上から目線(!)」の状態です。
けれど現実のお客さまは、山の麓から空を見上げています。

この位置関係をハッキリと自覚できたら
危機感と焦りから「ハート」どころか
まずはお尻に火がついてもいいハズなのですが

このじぶんの状況を絵でみても、メンーからは
相変わらずぼんやりとした反応しか返ってこなかったとしたら…

どうしましょう?

(ちなみにそうした反応はよくありますから
 悲観しないで大丈夫。珍しくありません)

参加者がWSや研修をなんとなく
流されるままに受講していと感じるとき
絵巻物状に共通して現れる症状があります。

それは「顧客の顔が描けてこない」
つまり「顧客視点に立てていない」という証拠です。

ここで練習問題。
前述のところでも私が一瞬描くのに迷ったと書いた「県外の人」

さて「県外の人」って?
具体的にどんなお客さまの絵を描けばいいでしょう?

東京の人? 韓国の人? これだけではまだ漠然としていて絵に描けない。
名古屋に住むサッカー部に所属する大学2年生?
大阪に住む町内会をまとめる友だちの多い元気なオカン?
東京で週2回、仕事帰りに皇居の周りを走る独身女性?
福岡で愛息の小学校お受験にまっしぐらの3人家族? 

絵巻物の上でこれぐらい具体的に
相手の「顔が描ける」と、たとえば

「グアムにしようか沖縄にしようか迷っている家族に
 何と言ったら来てもらえる?」
「東京で日々仕事にがんばる女性に、ここへ来たら
 どんないいことがあると言える?」
「運転に自信がなくても、どうしたら雲の上まで辿り着ける?」

といったことが自然と具体的・現実的レベルで語られてきます。
じぶんたちの地域の良さをもっと詳しく伝えたくなります。

多くは「県外の人」「顧客」「ユーザー」と
ひとくくりにしてしまい、一人一人の「顔を描く」ことを
ついついサボリがちです。

けれど「手をひっぱってでもその場所に連れてきたい人」や
「その人の家に押し掛けてでもこの商品を手にしてほしい人」を
一人一人具体的に思い描いてみると、これまで以上に
その地域や商品への「思い」が言葉になって出て来きます。

「他ではなく、うちのサービスをなんとしても使ってほしい!」
という「強い気持ち」や、その地域や商品への「愛」が大きくなってきて

その地域、その会社にしか描けない絵が
描ける手応えが出てきます。

「ハート」が描けるのもすぐだと思います。

ちなみに、みんなで顧客の顔を思い浮かべる方法として
よかったら絵巻物思考ツール[表情9]と[セリフ]を使ってみてください。

部下にいくら指示しても伝わらない…と思ったら、それは
部下がお客さまの[表情]を思い浮かべていないとき@絵巻物思考11
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=250

まずはお絵描き感覚で、みんなでワイワイ
「こんな人がいるよね」「こんなこと言いそう」と
顧客の表情セリフを埋めて行みてください。
すると具体的に相手が見えてくるので、その人をあの手この手で
じぶんたちの地域に連れてくるためのアイデアも出やすく
何より未来に対してみなさんワクワクしてきますよ〜(^.^)
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