トップページ > 新着情報
2019/Aug  ←前の月へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
  次の月へ→
本当の気持ちを封印した「不感症ロボット1号」に人間らしさを取り戻せ@絵巻物思考13
【絵巻物思考13】
[不感症ロボット]が出来上がった過程を知ると
彼らへのアプローチが変わってくるよ


相手の気持ちを汲み取れない[不感症ロボット]に人間らしさを取り戻せ〜!
前回の絵巻物思考12で、多くの人が、身近にいる
相手の気持ちを汲み取れない不感症ロボット]さんに悩んでいる
と書きました。

「彼らと一緒に働くにはどうしたらいい?」
「どうしたら相手の気持ちを汲み取れる人間になってもらえる?」

そこで、彼らがそもそもどうして[不感症ロボット]になってしまったか。
その成り立ちが見えてくると、彼らへのアプローチのヒントも見えてくるのでは?

ということで、過去の絵を調べ直してみたら
不感症ロボット]にも大きく分けて3タイプ
いそうなことが見えてきました。

今日はそんな中でも、わたしがこの仕事を始めた初期から描いて長い
不感症ロボット1号]をご紹介(^^)。

彼らを「生身の人間」に戻すには? 心「ハート」を取り戻すには?

↓↓↓↓↓↓  [不感症ロボット1号]ができるまで ↓↓↓↓↓↓

彼も最初はハートの熱い生身の人間でした。良いと思うこと、おかしいと感じること
ハートのままに発言していました。

しかし、よかれと思った提案も…伝わらない…どころか
思いも寄らぬ痛みとして返ってきたり何度言っても変わらない相手に
「何を言ってもムリ…」と
いつしか疲れ果て…「もう傷つくのは嫌だ…」
「いちいち心が折れていては持たない」

自身の大事なハートを守るべく
野生本能的に防護服を身にまといそしてできあがったのが[不感症ロボット1号]です。ハートの外敵を跳ね返せる強さを持つモビルスーツを着て
感情スイッチはOFF! ロボットのように働くほうが
社会で傷つかずにラクに生きられることを知ってしまったロボット。それどころか、意外に好成績を上げられ、
会社の中で生きやすいことを知ってしまったロボット。

こんな[不感症ロボット1号]は、「受け身」「指示待ち」といった
上司が若手を見て嘆く声から描けることも多いのですが

意外にも、業務遂行能力の高いベテランや部課長クラスの人に対して
上層部が(ときに部下らが)嘆く言葉からもよく描けます。

「言われたことはやるけど、言われたこと以外はやらない」
「新しいことを生み出すことに慣れてない」
「メンバーを新しいプロジェクトや研修へ参加させることに理解を示さない」

不感症ロボット1号]の特徴として
よく描ける2つのポーズがありました。1つはこちら↓これらの絵が描けた声のもとは
「自分の業務以外には興味•関心が無い」
「会議中、黙って座っているだけで、自分の意見はないのか」といったものですが

彼らの成り立ちを思えば、
過去余計なことを「見て」「聞いて」気になって、
余計なことを「言ってきた」その結果イタイ思いをして、
「何を言っても無駄」と降参した経緯から

もう余計なものは「見ない」「聞かない」
何かを感じたとしても「言わずに黙っている」
と心に決めた歴史があるので、

一方的に彼らを責められないのでは?
そうさせたのはこちらにも原因があるのでは?
という気持ちになってきます。

もう1つの[不感症ロボット1号]の特徴的なポーズはこちら↓
「一線を越えてこない」「一線を引かれる」という絵。モビルスーツを着るに至った彼らにしてみれば、
じぶんが傷つかないとために、自ら他人に踏み込むことを放棄し、
そして自らの身を守るために、外敵を近寄らせないために境界線を引くのもわかります。

でもやっぱり[不感症ロボット1号]の状態が
会社や組織に一人でも居ると、全体の動きを鈍らせているのも事実です。

「自分の業務以外の仕事はしない」「新しい仕事はしたがらない」
「仕事を頼んでも、うちの仕事ではないと断られる」
「隣りの人が困っていても無関心…」

組織で動く以上、一人一人が言われたことだけではなく
自ら行動を起こすことを、多くの組織が望んでいます。

絵巻物の上でも、自ら責任を持って
この会社、この組織、このプロジェクトを「どうしたい(WANT)」
という気持ちハートが全く描けてこないのは
とても致命的なことです。

多くの人が戦っている[不感症ロボット]は
他責」の象徴でもありました。

↓↓↓↓↓ では、どうしましょう? ↓↓↓↓↓

不感症ロボット]3タイプのうち、1号は幸い
もともとは熱いハートの持ち主だったタイプが多い。

GF的には、モビルスーツを脱いでさえもらえれば、
ハートを持っている生身の人間が現れてくると言えます。

どうしたらモビルスーツを脱いでもらえるか?

そんな彼らによく効いているのは「」の力でした。
昨今流行の「対話の場」です。過去いくつもの「対話の場」で描いていますが、
それらはすべて「本来の人間らしさを取り戻してほしい」という思いから
生まれた場なのではないかと思うぐらい
主催者の人達はあれこれとモビルスーツを脱ぐための心配りをしています。
アイスブレイクしかり、問いかける言葉の選び方1つ1つしかり。

集まる理由やテーマは
「会社や組織のありたい未来」を語り合うことだったとしても
本来の目的は「社員が今抱えてている本当の気持ち(ネガな部分まで)を吐き出させたい
というトップやリーダーの思いがあることがほとんどです。

ちなみに、同じ「対話の場」があっても、
参加者がモビルスーツを脱がないまま終わってしまったときのほとんどは
プログラムに、参加者が本当の気持ち(ネガ)
吐き出せる時間が用意されていませんでした。

不感症ロボット1号]に一番大事なことは

安全な場を用意してあげて、
一人で抱えていた痛み悲しみ不安不信感を吐き出させてあげて
他の人と痛みを共有させてあげること。

そして「なんだ辛いのはじぶんだけじゃなかったんだ」
ということに気づかせてあげることです。

*参考:詳しくは技術評論社gihyo.jp連載第41回
「未来志向なチームに変身するには「事前の安全設計」でネガティブ議論」に書いてます。
すると途端に笑顔すら見せてモビルスーツから本来の顔を見せてくれます。

そこで「どうしたい?」とWantを問い続けることで、
眠っていたハートを呼び覚ましてあげていく。

するとそのうち「だれかのせい」「なにかのせい」にしてきた
これまでの他責なじぶんに気づく人達が現れます。

そうすればもうモビルスーツを脱ぎ始め、自責なじぶんへと立ち上がっていきます。

しかしそんな「」を用意するのは、
ちょっと大掛かりだなあという方には、もう1つ
良く描けていた絵をご紹介します↓

それは「一線」をこちらから先に
飛び越えてあげること。踏み込んでしまうこと。これは一番手っ取り早い方法ですね。

「一線を引いている」絵を見た人達の中から必ず聴こえてくるのは
「こちらも遠慮していた」「じつは自分も一線を引いていたのかも」という声。

そしてそんな彼らにじぶんたちができることとして聴こえてくるのは
「まずは自分から挨拶をする」「このプロジェクトに誘う」「もっとお節介する」
「どんな仕事をしているのかきちんと聞いたことなかったからまずは取材させてもらう」

これも自責が芽生えた瞬間とも言えます。

絵巻物上に、相手に気を遣いすぎて、
相手次第=「他責な」状態に陥っている絵はよく描けます。
その遠慮。じつは全然意味ないよね…みたいな。

[不感症ロボット]な上司や同僚を嘆いているだけでは、
その人自身も、相手からは同じように「一線を引く不感症ロボット」に
見られていた可能性がありますね。

「ここで1つ私が先にリーダーシップをとってみる!」
(挨拶してみる、質問してみる…踏み込んでみる)というだけで
必ず何かしらの変化は動き出すはずです。

ちなみにさすが「表情を思い描ける(*詳しくは絵巻物思考11)」リーダーたちは
これらの絵を見てよくこう言われます。

「メンバーの顔色をよく見てやってほしい」
「彼らが何に困っているのか聞いてやってほしい」
「迷っているなら進むべき方向へ引っ張ってやってほしい」

確かに「一線を引いている」人達ほど、じつは「本当は声はかけてほしい」し、
「ドアをノックしてもらえるのを待っている」んですよねー。

重い鎧を脱がせてあげて、速く、彼ら•彼女たちらしさを取り戻すことは
組織全体のパフォーマンスを上げるためだけでなく
彼らもじつは望んでいることなのです。
読みもの【絵巻物思考】 : comments (0) : trackback (x)
コメント
コメントはありません。
: URL : : :
コメントする









絵巻物1:町の心配や不安事から気持ちを1つに〜熊本県立大学&大津町フューチャーセッション
ゆに>>>7/12
農GUCCHI(のぐっちー)>>>7/12
また新たに20人のグラフィックファシリテーター誕生(^^)/
ゆに>>>1/23
ゆに>>>12/28
maruco>>>12/28