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思い込みの強い[不感症ロボット2号]には自由の楽しさを!@絵巻物思考14
【絵巻物思考14】
分かりあいたいその人がハマって抜けられずにいる[べきだ箱]。
それが(何に捕らわれているか)見えてくると、
分かり合えるヒントも見えてくるよ。
過去の絵を調べてみたら、多くの組織の悩みの種である、他責の象徴
不感症ロボット]には3つのタイプがありそう、ということで

前回の絵巻物思考13(本当の気持ちを封印した[不感症ロボット1号])に続いて、
今回ご紹介するのは[不感症ロボット2号]。私たちは知らず知らずのうちに
いろんな[べきだ箱]にハマっているようで

あえて不自由な状態に入り込んで、じぶんらしさを押さえ込んでいるのが
不感症ロボット2号]です。○○であるべきだ」と言っている姿は苦しそうに描けます。
べきだ箱]に捕らわれて、全然自由な状態ではない、という絵です。

「会議は、効率よく進めるべきだ

「資料は、完璧に準備すべきだ
○○であるべきだ」という発言が実際
あったわけでなくても描けてくる[べきだ箱]。

ときに「セクハラ発言?!」とも取られかねない
べきだ箱]が描けてしまうこともあります…女性活躍推進に取り組む企業の役員の方からは
「女性は、子どもが産まれたら家庭に入るべきだ

今どきの若手草食男子のか弱さに嘆く女性社員からは
「男性は、男らしくあるべきだ

そうと思い込んだらそのまま、考えを変えること無く
同じ思考を繰り返す…。それはまさにロボット状態です。

多くの人がこの[不感症ロボット2号]との
コミュニケーションに悩んでいました。

また[不感症ロボット2号]の悪い癖として
じぶんの[べきだ箱]を
他の人にも当てはめのようとするところがあり
それがまた周囲と分かり合えるはずの距離を遠ざけていました。

例えば、ある会社では、メンバーたちは
じぶんたちの描く[べきだ箱]に収まらない上司に腹を立てていました。「上司はビジョンを示すべきだ
「管理者なのだからしっかりマネジメントするべきだ

また、ある会社では、本社に不満を抱く営業マンたちが
じぶんたちの理想とする[べきだ箱]とは違う
スタッフたちの働き方に腹を立てていました。「 バックオフィスは営業マンをサポートするべきだ
「稼ぎ頭の営業は一番大事にされるべきだ

相手からしてみれば
「上司だからといってスゴイビジョンが示せるわけではない」と思っているし
「本社なりには全社を見渡して最善のサポートをしている」自負もあるわけで
勝手な枠を押しつけらても困るわけですが

多くの場合は、本当に無意識なうちに、自分のことは棚に上げ、
相手にばかり「○○であるべきだ」(「○○すべきではない」)を押し付けているのでした。

そして「今の悪い状態は上司のせいだ」「本社のせいだ」と
知らず知らずのうちに、たくさんの「他責」を
じぶんの心の中につくりだしていました。相手の気持ちを汲み取れない、他責の象徴
不感症ロボット2号]の完成です。

昨今、多くの組織がこの
不感症ロボット2号]に困っている背景は
(絵巻物でも頻繁に描くようになった背景は)

イノベーションを生み出せる組織づくりや
人づくりへの関心が、ここ2〜3年で、一気に高まってきていることがあると感じます。会議の現場で「固定概念を打ち破ってほしい」
「これまでの延長線上ではない議論をしてほしい」といった
柔らかアタマを求める声を多々聞くわけですが

「○○であるべきだ」(「○○すべきではない」)という
四角い頭の議論ばかりで「行き詰まってる…」という現状がどこもあるようです。

「もっと自由な発想に立ってほしい」
「白紙から、ゼロベースで発想してほしい」
という会社側の願いとはウラハラに

四角い頭の[不感症ロボット2号]は
「自由にやっていいよ」と言われるのが一番苦手なのです。未来を語り合うためには
どうありたい?(「ありたくない?」)」
というWANTを問いたいわけですが、

[不感症ロボット2号]が
1号と比べてちょっとやっかいなのが、
四角い型にハマって、頭がかなりカタイので
そのままの状態でいくらWANTを聞いても
返事がなかなか返ってこないというところです。

たまに参加者が[不感症ロボット2号]の状態であることに気づかず
いきなり「ありたい未来」を問うワークショップがありますが、
そういうとき、たいてい、思考停止の沈黙状態になっています。

↓では、さて、どうしましょう↓

不感症ロボット2号]を
べきだ箱]から自由に解放してあげるには?

そもそも、
私たちは本当に無意識のうちに、しかもあまりよく考えないまま
べきだ箱]にハマっているようです。

例えば、過去の成功体験や知見から ↓↓↓ ベテランに限らず、新入社員であっても、
誰に言われたわけでもなく、じぶんから ↓↓↓ 「新人は新人らしく控えめであるべきだ
という[べきだ箱]に自ら入っている人も多く見かけます。そして、一度入った[べきだ箱]から抜け出せなくなる理由の1つには、

その会社やその組織で、その仕事をするうえで、
そのままその[べきだ箱]に入っているほうが
会社のルールとあっている、うまくやれる、
もっと言ってしまえば何も考えなくても楽にできる
といった良い体験があるようでべきだ箱]は不自由な枠ではなく、むしろ
じぶんの身を守る「ラクダ(楽だ)箱」であり「安全箱」になっていました。

この箱に入っていれば、余計なことは考えなくてもよくなるので
ますます思考は停止ロボット化していきます。

その箱がじつは、その人らしさを抑えこんでいるのに…
その箱がじつは、その人の自由を奪っているのに…
その箱がじつは、その議論を苦しめているのに…(-_-)

そのことを、気づかせてあげるには?

「あなたは[べきだ箱]に捕らわれてます!」
…などと言ったらかなりカチンとされます。

お互い、じぶんの[べきだ箱]から抜け出さず
べきだ箱]を押しつけあう限り
わたしたちのコミュニケーションはいつまでたっても平行線です。

そこはやはり、じぶんで気づく、が一番。
それにはやはり、「多様性」をぶつける、が一番。

さまざまな会議を見ていても
多様な価値観があることを知ること、
それが一番効果的です。

その社内の話し合いに、社外から人を呼ぶ。
その地域の話し合いに、県外から人を呼ぶ。
そのプロジェクトに、カスタマーを呼ぶ。
そのチームに、外国人を呼ぶ。etc.

主催者の方たちも毎回
だれを呼ぶか試行錯誤されていますが
必ず呼ばれる方たちの中には

相手に[べきだ箱(should/must)]を押し付けるのではなく(他責
「自らがこうしたい(WANT)と思って行動している」という(自責の)人が居て

そんな彼らの価値観を聞いて
多くの人がハッとさせられています。

ある会社の管理職研修では「部下育成」がテーマでした。
ゲストとしていらした会社のトップの方が講演の中で
笑いながら上司は、部下に邪魔され振り回されるのが仕事だからね
とおっしゃいました。
その一言に、受講者のみなさんの表情がハッとされ、
そこからハッキリ発言が「他責」から「自責」へ変わりました。

また、ある会社で、若手を集めて「組織変革」を目指す話し合いで
若手社員が上司や先輩への不満を揚げていたのですが
(これはわたしの個人的な意見でしたが)「わたしは新人のときに
そんな上司も、イジッて、支えるのが部下の仕事』と教わりましたよ〜」
と言ったら、みなさんがものすごく驚かれて
「そんなこと考えたこともなかった」と言っていました。
「べきだ箱」を押し付けない。自らの考え方を変えてみる。
そんな気づきを得るには「多様性をぶつける」は効果あると感じます。

ちなみに[べきだ箱]に気づくことは
本人にとって嫌なことではなく、むしろ皆さん喜んでいて、
特に次の3つで喜ばれます。

1つは、じぶんを「苦しめていた原因」がわかるので
とにかく、みなさん、表情が明るくなります。

ある会社では、みなさんが発言の端々に
「親会社が〜」「親会社には〜」とおっしゃるので
「親会社を立てるべきだ」という大きな[べきだ箱]が描けてきました。

しかし肝心なお客様の絵が一向に描けてこない。
お客様の絵が描けてきません
顔色を伺う相手は別では?」と伝えたら

「我々の意識が子会社化していた」「意味の無い遠慮かも」
「もっと自由にやっていいはずなのに」「だれも止めてない」
「親会社に負けないものを生み出したい(WANT!)」といった声が聞こえてきました。

また、ある会社では
「経営者と対等に話をするには3年修行を積まないと…」という発言を聞いて
「3年階段を上り続けないと経営者には会えない」という絵を描いたのですが

「すぐに会いたければ会ってくれそうですけど」
どうして3年?」と伝えたら

「そうだよね、どうして3年なんだろう?」
「入社したときそう言われてそのまま来たけど…」
「じぶんたちの思い込みと、お客様の要望は違うかも」
3年かけずにどんどん会いたい(WANT!)」という声が聞こえてきました。固定観念思い込みを持っていること自体は、
まったく悪いことではないのです。

だれもがそれを持っているし、それがあったからこそ
今のあなたやわたし、その会社や組織があるのも事実です。

ただ[べきだ箱]の問題は、それに「捕らわれている」ことに
気づかないでいること。抜け出せないでいること。
それが苦しいコミュニケーションをつくり続けているということです。

じぶんが無意識のうちに捕らわれている
[べきだ箱]の存在を認識できると
もっと楽にコミュニケーションが進むはずです。べきだ箱]に気づけてうれしい2つ目のことは

「今の不満、じつは自分自身が一方的に生み出したものかも」
「心の中でわたしがそう思っているだけで相手には何も言っていないかも」

他責から自責へ切り替わるキッカケにもなるということ。

捕らわれていた[べきだ箱]も、自覚できると
もはやそれに「捕らわれている」状態ではなく
上手に自由に付き合えるようになっています。

そして3つ目にうれしいことは

そうはいっても、仕事をするうえで大切にもしてきた[べきだ箱]のおかげで
これまでつくりあげてきた会社や組織、自分自身の
強さらしさ、優位性再認識できることです。「我々はこの[べきだ箱]のおかげで
 競合他社を圧倒してきたんだ」

それが見えた後、また会議の中で「べきだ」という言葉が聴こえてくるのですが
それはもう、これまでの苦しい[べきだ箱]としては描けてきません。「我々は未来のために○○であるべきだ

それは、熱いハートを燃えさせて、未来に向かって
じぶんたちの使命ミッションを見つけたような絵として描けてきます。

人間らしい絵は、
本当に、自由楽しそうで、ワクワク感が伝わってきます。

これらはイノベーションを生み出すのに
欠かせない要素でもありました。
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