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自分ごとにしてほしいから、参加者に「WANT」を聞いて「CAN’Tの壁」を越えてもらおう@東御市3
前々回から紹介している
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=317
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=318
長野県東御(とうみ)市が主催したWSの[問い]の立て方には、
まだまだまだ!マネしてほしいポイントが隠れてまして(^.^)

今回は「ポジ」の問い方について。
ヒントはこの問3の中にあります↓議題を「自分ごと」と感じてもらうために
「ネガ」の問い方も大事なことを紹介してきましたが

ポジ」でさらに「自分ごと」を引き出さないと
会議が終わったあとの実行にまったくつながりません。

でも、ついつい ありがちなポジな[問い]がこちら。

■ありがちな[問い] ーーーーーーーーーーーーー
1)参加者に「問題•課題」を話し合ってもらい
:ネガ
2)それに対しての「解決策」のアイデアを出し合ってもらい
:ポジ
3)さいごにシステムや連携の「こうあるべき」をまとめてもらう
:ポジ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

主催者の皆さん、最初は「今日は発散してください」
「アクションプランなど結論はいりません」とおっしゃる。

でも最終的には
「どうすべき?」「どんなシステムを構築すべき?」と
「解決策」や「ソリューション」を話し合わせようとするWS、
とても多いです。

確かに主催者が、今回のWSを開催した背景には
「どのような地域包括ケアシステムを構築するのか」
をまとめて報告しなければならない責務があります。
ただ話し合って終わりではない。

でもその回答を参加者にダイレクトに求めるって…
ものすごく「主催者都合」ではないでしょうか…σ^_^;

参加者に今日いきなりその答えを求めますか?

実際、さっきまでモヤモヤを吐き出しネガを吐き出しで
盛り上がっていた参加者の声が、
明らかにトーンダウンしてきます。

そして聞こてくるのは
どこかで聴いたことのある解決策…。

主催者のみなさんも、ここで欲しいのは
ありきたりな解決策でしょうか。

参加者のみなさんは一生懸命、色々な案を出してくださるのですが
「で、これ、だれがやるの?」なんて声も聞こえてきます…。

これから実行者になってもらう市民の方たちに
心の入っていない解決策を語ってもらっても
それは、悲しいかな、絵空事です。

参加者の気持ち」になってほしいです。

「どうすべき?」「どんなシステムを構築すべき?」と
「can/should」で聞かれると、答える側もまた苦しいのです(-_-)

そこで、ここでのコツです。
WANT」で聞いてほしいのです。
そうしてできたのが↓今回の問3です。「どんなことしてみたい?WANT TO DO
「どんな状態だったら嬉しい? WANT TO BE

実際、実現は無理かもしれないことでもいいのです。
それでも「こんなことしてみたい」
「こんな状態だったらうれしい」と語ることが重要です。

そうやって「明るい未来を語れる力」があると
現実レベルに落としたときにも
実現出きるパワーが違ってきます。
「そうはいってもムリ…」といってた言い訳が消えて
「難しいけど、やりたいよね」と会話が生まれてきます。
「ビジョンがあるってすごい!」と思う瞬間です

普段、仕事の現場では
無理」「できない」「難しい」…という会話が
ものすごく氾濫していると思うのですよね。

GF的には「無理」「できない」「難しい」…という
CAN’Tの壁」を越えられない会話と呼んでいるのですがσ^_^;
※「CAN’Tの壁」の絵→詳しくは技術評論社連載第41回で紹介しています。でも、何かをキッカケに「CAN’Tの壁」を乗り越えて
新しい何かを起こしたくて、こうした対話やWSを
開催しているのだと思います。それなのに、 また

「can/should」で聞いてしまうと…
無理」「できない」「難しい」…という会話を呼び戻してしまい
CAN’Tの壁」を超えられなくなる。

結果、本質的な問題は見えたけど、
画期的な解決策がわからない…なんてことになります。

CAN’Tの壁」を越えられない会話は
とにかく皆さんのさっきまでの盛り上がりや
やる気を削いでしまいます。

主催者としては
この後の報告書にのせられそうな「まとめ」を
参加者に求めたくなるのは気持ち的によくわかるのですが
それをやってしまうと、参加者から「参加してよかった」
「また来たい」という声はもらえません。

遠回りしているように思う方もいるかもしれません。
そんな夢を語られても困るという方もいるかもしれません。

でも一度、必ず「WANT」を聞いてあげてください。
WANT」はGF的には「ハート」が描ける元なのです。
「ハート」は未来行動を起こす原動力です。

ちなみに、参加者の特性によって
WANT」をたくさん引き出すには
一工夫必要なときがあります。

ある会社では、普段の会議のクセが出てしまい
「真面目に議論してしまったけど、もっと遊んでよかったのか」
とおっしゃっていました。そこでその後、
「ここからはちょっと不真面目なアイデアも大歓迎」
と一言添えたら、皆さんの表情がガラリと変わりました。

ある会社では、研究者のみなさんが
普段の会議で根拠を述べることを当たり前としていて
いい加減な発言はできないとおっしゃる。そこで
「今日はウソをついてもいいので、思う存分、夢を語ってください」
としたところ、みなさん目をキラキラさせて話し始めました。

そして本人が心から、ワクワクしながら「WANT」を語る中には
じつは実現できるレベルのものや、
ちょっと形を変えれば実現できるものも
見えてきます。

実際、東御市でもそんな「WANT」の中から
実際に実現したいアイデアが生まれました。
それは後ほど絵巻物でご紹介しています↓
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=321

とにかく、自分ごととして動き出してほしいときには
参加者に「WANT」を聞いて、「CAN’Tの壁」を越えてもらってください!

未来行動の原動力(ハート)に火をつけてから
具体的な実行可能プランの話をしても遅くはないです。

マネしたいヒント満載!東御市*関連URL 一覧*

[問い]の立て方のヒント満載!

1)自分ごとで語ってもらうには「課題」ではなく
「モヤモヤしていること」を語り合おう
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=317
2)自分ごとで語ってもらうには主語を「参加者」に
「参加者が話したくなる問い」を探そう
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=318
3)自分ごとにしてほしいから、参加者に
「WANT」を聞いて「CAN’Tの壁」を越えてもらおう
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=319
4)垣根を越えて集まる会議でみんなを1つにする[問い]の立て方
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=320

[事前設計]のヒント満載! 
東御(とうみ)市 全絵巻物
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=321

[WSのその後]マネしてほしい東御市のウラ作業
1)「読み解き」をさぼって実行につながらな〜いと嘆いていませんか?
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=324
2)みんなの魂が入るアクションプランに落とし込むには
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=325
3)市民の想いがつまった施策提言レポート全36P☆特別公開
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=326
GF会議の現場から : comments (0) : trackback (x)
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