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絵巻物3:未来を語る意味とはこういうこと☆ 熊本県立大学& 大津町フューチャーセッション
あなたの町でも(あなたの会社でも)
多様な知」から「多様な価値」が生まれるという
こんな「未来から語りあう」体験をしてみませんかo(^▽^)o

熊本県立大学大津町(おおづまち) 役場の、絵空事に終わらない
「大津町フューチャーセッション」絵巻物ラストです。前回ご紹介した参加者が作成した「未来の大津町の取材記事
読んでいるだけでワクワクしてきませんでしたか(*^^*)?!正直、未来を描くとって、難しいんです。
どこの地域でも言えそうな、ありきたりな内容になりがち。

けれどこの日、参加者のみなさんが作成した、大津町が取材された未来の新聞記事からは
できそう!やりたい!やらなくちゃ!」という気持ちが
絵筆を通してバンバン伝わってきましたo(^▽^)o

この違いはなんなのか?!理由を挙げ出すとキリがないですが
絵巻物の上から言えることは、

その未来が、前半に描けた「なんとかしたいネガ」と
しっかりリンクしているということ。以下は、発表を聴きながら描けた絵巻物です。

「農家の後継者問題」や「通り過ぎてしまう大津町」
「増える空き家」「町の中心部の衰退した商店街
といった大津町の悩み事心配事

本当に解決しそうな
多様な知から生まれたアイデアをぜひ感じてください。まずは、すでに実現化に向けて新プロジェクトが立ち上がった
アイデアがこちら☆

↓絵(真ん中左)
実際に町にある「芋の貯蔵庫」を
洞窟レンストラン」としてオープン!

洞窟と聴いただけでワクワクしますが
からいものフルコース」が提供されるそう。
からいもワインが貯蔵庫に眠る姿もイメージ湧きます。
※画像をクリックすると拡大して見られます。↑絵(右下)「いもラン」と聴いたときには思わず
「え?!お芋食べながら走るのはさすがに胸につっかえそうでキケン!」
と思うままに描いてしまいましたが…σ^_^;
イモスムージー」が飲めるそう。
高橋尚子選手も「エネルギー補給にイイ」と太鼓判を押してくれるとか。
「大津町からイモが消えた!」というのも素敵な未来ですよね〜(^o^)

みんなの心配・困り事だった「通り過ぎてしまう大津町」が
カライモを使って「人の集まる大津町」に描けてきています。↓こちらはアクティブに大津町を遊び尽くすアイデア満載。

地元の食材を使った地産地消ビュッフェのアイデアを
絵の中ではスポーツして疲れた参加者のみなさんにふるまってもらいました。
※画像をクリックすると拡大して見られます。↑(絵:右下)
「芋掘り大会にアメリカ大統領もやってきた」という新聞から
こちらは、ヒラリーさんを描いておきました。

「他力本願なアイデアなんですが〜」という
↓前置きがよかったのがこちら。サッカーの強い熊本県立大津高校の選手たちに
全国優勝を果たしてもらい、勝利者インタビューで
大津町のカライモをアピールしてもらうそう♪

↓(絵:上半分)
あの商店街が蘇った。旧57号線(←商店街の道路)が歩行者天国に」
という未来新聞を聞いて、

どう蘇るのか、絵巻物の中では
他の未来新聞でのアイデアを借りて
大津町の宝を売る店をどんどん出店させてみました。
※画像をクリックすると拡大して見られます。からいもサプリで寿命が延びた」
「東京五輪のとき外国人サッカー選手にふるまった
 からいもジャムから海外でも人気に」

↑(絵:左上)
長者番付からいも農家が独占」という未来新聞を読んで
「その秘訣を知りたい」「自分もからいも農家になりたい」と
目を「¥マーク」にさせた人たちが集まっています。

困り事・心配事だった「町の中心部の衰退した商店街」が
人の活気で黄色く輝かせてみたのですが

今改めて見直してみると、その黄金色がなんだか
小判がザックザクみたいに見えてきました(*^^*)

大津町には、カライモ以外も、焼き肉屋さんが多いとか、
美味しいミルク、豚、地元の野菜と豊富にあるそうなのですが
発表から聴こえてくる、あふれるイモアイデア!

参加者の「イモ」への思いに圧倒されて、思わず
↓「芋愛」というハートを描いてしまいました。↑ちなみに、上の絵では、そんな「芋愛」に
菊陽町の特産にんじんが焦っています。

絵巻物の前半で「なんとかしたいネガ」投票ワースト1位
菊陽町に吸収されちゃう」に選ばれたお隣りの町です。

なんとかしたいネガ「増えている空き家」についても
しっかり「ワクワクする未来」につなげてくれたチームがいくつもありました。
その中でも特に、絵筆が走ったのはこちら↓(絵:上半分)
※画像をクリックすると拡大して見られます。農業体験をしたい、自然と触れあいたい」人たちに、
空き家を2000円で借しだす」そう。
借りたくなる具体的な金額がいい!

なんとかしたいネガ=「通り過ぎる町(空港から熊本や阿蘇へ向かう通り道)」を
空港から近い(車で10分ほど)」と言い換え

「利用者の7割は県外」という
具体的な数字がこれまたすごくリアルでいい!

ここから一気に、絵が勝手に広がりました(^.^)
(絵が勝手に広がるって、GFではすごくいい現象なのです!)

(↑絵:右半分)東京の高層ビル群、
企業のオフィスに漂うドヨ〜ンとした空気
通勤ラッシュで無表情な都会人…

一方で、都会では自宅のベランダや土日に畑を借りて
野菜を育てている人たちが増えています。

そんな暮らしから抜け出して、大津町にやってきて

地元のおじいちゃんおばあちゃんから
野菜の収穫方法や郷土料理を教えてもらったり

夜は縁側から夜空にホタルを見たり
なんて体験をしてしまったら

空港が近くて「帰りやすい」と言われても
帰りたくなくなるかも〜(≧∇≦)!!!気付けば「空き家」「農家の跡継ぎ問題」「通り過ぎる町
すべてのネガをポジに転換しちゃってました。個人的には、高校生が率先して発表する姿に感動していたのですが
いやいや、何より、きちんと発表の中身が

ネガに向き合って」生まれた未来のありたい姿には
やる価値がある」とだれもが感じられるものになっていました。

15組みの発表を聴いていたら
たくさんのハートが描けてきました。
※画像をクリックすると拡大して見られます。大津の宝モノ「自然」「水」「スポーツ」「人」…
でもやっぱり「イモ」のハートが多かった!ありがちなフューチャーセッションで、
会の終わりによく聴こえてくるのは
「盛り上がったけど、この後どうなるの?」
「後は行政がんばってね?大学がやってくれるの?」…

でも、そういう声が聴こえてきたとき、何かが欠けている証拠です。
そうこう声が聴こえてきてしまう理由はいろいろありますが、

絵巻物の上から言えることは
絵巻物の上では確実にハートは描けてこない。

ネガにきちんと向きあわなかったのでは?」

地域のありたい姿(ポジ)だけ語っていると
「他の地域でも使える絵」になりがちです。

でも、地域のなりたくない姿(ネガ)を語ると
それは「その地域でしか描けない絵」になり、

そうならないために」「なんとかしたい!」と反動をつけて語り合った未来は、
「他の地域では描けない未来」が描けます。(本当のポジさいご、イモ農家の中瀬さんが手をあげて語ってくれた
イモで「地域に貢献したい」という思いや

大津町役場の緒方さんの強い想い
「この未来の新聞記事に書かれていること全部が、
 行政だけでできると思いますか?」
「一緒にやりませんか」という投げ掛けには

「胸を打たれた」という声、多数。
参加者の多くの方のハートに刺さっていましたね。

実際にこちらは↓参加者みなさんが書いてくれた
この日の気付きや意思表明、感想です。
※画像をクリックすると拡大して見られます。ほか多数の参加者のコメントは、
この記事の最後にアップしておきました↓(^.^)
大津町の木「杉」にこれらの付箋を貼ってくれています。ちなみにまだまだ未来を語ることに対してを冷めた目でみている人たちもいます。
「そんな夢みたいなこと語って意味があるの?」
「地に足に着いた話をしなくてどうする?」
そんな人たちに、あなたならどうやって
「未来を思い描くこと、未来を語ること」の価値を伝えますか?

当日参加していながらも
「そんな実現性のないことを語り合って何の意味があるの?」と
言う方が必ずいらっしゃいます。

そういう方に限って、現実的なアイデアの並ぶ未来新聞を見ると
「つまらないね」と言います(ー ー;)!

でもそれに言い返せないフューチャーセッション担当者が
ものすご〜く多いのです(`^´)クゥ〜ッ、もったいない!そういう声を聞けるだけまだ誤解を解けるチャンスなのですが、
そんな声を拾えていないファシリテーターも多いのも気になってますが…。
(前日の講演を聴いて下さったみなさま、
 これも「フューチャーセッションあるある」の1つデス)
おっと話を戻して…σ^_^;

「未来を思い描くこと、未来を語ること」の価値とは。
今回の大津町のフューチャーセッションが私たちに教えてくれたこと。

例えば、「大津町のイモ」が
4時間前(フューチャーセッションが始まる前)には
だれが「こんなに価値あるもの」に想い描いていたでしょうか?!

最初は「大津町は、からいも県内収穫量ナンバーワンなんです」と言われても
「からいもしか無いの?」なんて声すら聴こえてました。それが(≧∇≦) 貯蔵庫レストランいもフルコース
いもワインいもスイーツ
いもランでは高橋尚子のお墨付きのいもスムージーが振る舞われて、
海外サッカー選手がいもジャムに舌鼓、
ヘルシーなイモアメリカでも大人気が、
いもサプリ健康寿命アップ エトセトラ…こうした大津町のイモを絵に描こうとしたら、
その色は、ありがちなサツマイモの色:茶色でも黄金色でも紫色でもなく、

オシャレなピンクにしか描けませんでした!

大津町のからいもが、まさか4時間前に、こんなに
若い女性が手にとる可愛いイメージやスポーツに結びつくとは。
洞窟レンストランという大人なスタイリッシュなイメージや
ヒラリーさんまで飛びつく健康的グローバルな絵に描けるなんて
だれが思ってましたかね?

既成概念では思いもしなかった「新しい価値」が
多様な知」から生まれてくる。
これが「未来を思い描くこと、未来を語ること」の価値です。。

「そんな実現性のないことを語り合って何の意味があるの?」
という人が、果たして1人でここまで「大津町のからいも」に
新しい価値を吹き込むことができたでしょうか。この日が最初から「イモ」をテーマにした会だったら、
芽生えなかったアイデアかもしれません。
これもフューチャーセッションの面白いところですよね!

大津町にはたくさんの宝がある中で
「からいもは大津町のソウルフード」とまで言われるとは
主催者も私もまったく予想してませんでした。

多くの未来会議で「盛り上がる人」がいる一方
参加しなかった人たちや、参加しながらそんな誤解をもって帰ってしまう人たちが
数多くいらっしゃいます。ああ、もったいない(`^´)!

せめて、誤解を修正して同じ未来を感じてもらう。
そんな後工程まで目と耳と心を光らせることが、
場の責任者として求められてるとも思いますがどうでしょう?絵空事で終らせたくない私としては、
終わったところから本番だと思うのです。

普段の企業内での会議ではそれが当たり前です。でも
「フューチャー○○」という名前がついた途端、
終わった後が弱い」ところが多いと思います。

今回の大津町と熊本県立大学のみなさんは
「フューチャセッションをやりたかったわけじゃない」と言ってました。

町をもっと元気にできたら、町から、町の人たちや
大学生や高校生たちが主体となって何かを生み出せたら…

そこに「たまたまフューチャセッションがあった」とおっしゃってました。

だから今現在「貯蔵庫レストラン」プロジェクトが始動しているわけですね。
最初から何かを必ず立ち上げる大前提で臨んでいるのです。

それなのに「フューチャー○○」という名前がつく場では
「あとは場に集まった人たちの主体性で…」
「今日感じたことを持ち帰ってください…」
とスマートでオシャレな終り方がとっても多い。

主催者が押しつけない、
参加者の主体性・自らの思いを尊重するという
その姿勢はagreeです。

でも、参加者に「楽しかったけど、この後どうなるの?」
という疑問を持たせたまま帰らせるのは

果たして場の責任者として
それは参加者を信じて任せているのか、ただの放任ではないのか。

フューチャーセンターやフューチャーセッションという活動に
参加する前から「一体ナニがいいの?」と思っているヒトも多く
一方で、もう何度も参加したり主催しているけれど
「フューチャー疲れ」している人たちも増えてきました。

ワークショップのタイトルが「フューチャー○○」となった途端
手法」に捕われすぎて
大事な本質を見失っている場が多いように感じます。

主催者が「場に任せる」ではなく、時に
主催者が主体性を持って「熱い思い」を伝えるのはありだと思います。

だってやりたいことは「フューチャーセッション」ではないのです。
町をみんなで元気にしたいだけ。

そこに仲間を増やすためなら、
いぶかしがってためらっている人の手をとって誘いたいし
誤解で去っていく人は、なんとか食い止めたい。
わたしが思うのはただそれだけです。

以下は参加者の気付き、感想コメントです。

あなたの町で(あなたの会社で)
みんなで何かを生み出したいと思っていたら
「みんなで未来から語り合う場」トライしてみては(^.^)ーー大津町関連URLーーー
熊本県立大学& 大津町(おおづまち) 役場の
絵空事に終わらない「大津町フューチャーセッション(FS)」

速報1 FSから生まれたプロジェクト早速始動
日々新聞/大津町役場内photoもアップしました。
速報2 COC+「地(知)の拠点」熊本県立大学のフォロワーシップ
県立大学のサイトに(当日&前日ゆに講演)記事アップされています

絵巻物1 [ネガ]大津町の未来に対する心配や不安から語り合う
大津町を「なんとかしたい」「ほっとけない」にハートが芽生えてきました
絵巻物2 [ポジ]大津町の宝探し→質より量20案!→未来の大津町が取材された新聞記事を作成
ネガに向き合った未来にはだれもがやる価値があると感じました。
絵巻物3 未来を思い描くというスゴさ、あなたは知らないヒトにどう語ります(^.^)?
手法に捕われないで!この日に「至るまで」と「終わった後」にぜひ注目してください。

ホンモノの絵巻物 完成!キンコーズさんの力作
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=384

ーーその後も続いています!URLーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今年8月2度目の訪熊:第二回フューチャーセッション(FS)

絵巻物  第一回FSから生まれた「team貯蔵庫レストラン」
有志プロジェクトでもネガポジで思いを共有!
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=387
↑イモ愛と覚悟を再確認&ブランド約束づくりに取り組んだ1日

チームワーク  熊本県立大学と大津町の
絵空事に終らせない「後工程からのフォロワーシップ」を再確認!
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=386
↑未来対話を成功させるのは「ファシリテーター」の力量だけではダメなのです〜(^∧^)

あなたの町でも(あなたの会社でも)
「みんなで何かを生み出したい」と思ったら
「多様な知」から「多様な価値」が生まれるという
こんな「未来から語りあう」体験をしてみませんかo(^▽^)o

GF会議の現場から : comments (x) : trackback (x)
絵巻物1:町の心配や不安事から気持ちを1つに〜熊本県立大学&大津町フューチャーセッション
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