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有志プロジェクトでもネガポジで思いの共有を! イモ愛と覚悟を再確認&ブランド約束づくり〜大津町と熊本県立大学COCによる地方創生FutureSession
どんなに「少人数」のプロジェクトでも、
「自ら手を挙げて集まった有志」の集まりでも、
うまく前進するとは限りません。山あり谷あり。プロジェクトをマネジメントする方は
みなさん体験されていると思いますが

メンバーそれぞれ思っていることがバラバラで、
どうにも意見がまとまらないとか、
作業は進んでいるもののメンバー間に温度差を感じるとか、
みんなの気持ちがトーンダウンしてきている…という状態はやってきます。

でも、それをそのまま放置していると
ズルズル…解散なんてことになりかねません。

そんな「どこか1つにまとまってないな」と感じたときこそ
何のために(何を大事にして/何を目指して)今これをやっているのか」
を再確認することは重要な作業です。

※画像をクリックすると拡大して見られます。今回の大津町でも、 あえて一度立ち止まって、
あえて具体的なアイデア出しはせず ←ココもポイント!
「イモ愛と覚悟を再確認」&「ブランドづくり」に徹した1日でした。

大津町“いも愛のいも掘り”セッション
2015年8月22日(土)13:00〜
大津町役場会議室にてモヤモヤ停滞しているプロジェクトを「再起動」させるのに
大事なことは次の3つ。

1、一度立ち止まる
実際に動き始めているプロジェクトほど「具体策/ソリューション/そのアイデアや方法論(how to)」を会話し実行していく時間が大半を占めてきますが、そんなときこそ、いったん「やりたいこと」や「やり方」についての議論をやめる。あえてその話をしない時間を取ること。

2、ハートを共有する
何のために(何を大事にして/何を目指して)今これをやっているのか」を再確認すること。情報の共有ではなく感情の共有をすること。

3、対話の流れはネガポジで
「あれもやりたい」「これもやりたい」とポジティブな発想が広がっているときほど、1つにまとまらなくなることがあるかと思います。そんなときこそ、ぜひ一人一人のネガティブな気持ちを吐露させてあげてください。一人一人に最高なポジティブ思考で自立行動を起こしてもらいたいのならネガです。議題やプロジェクトの大小に関わらず迷走したら「ネガポジ」です。ところで、ちょっと話がそれますが、昨今
地域でも、企業でも、大学内でも
FutureSessionワールドカフェ未来会議といった
対話という場に参加されたことのある人も増えてきたと思うのですが

そんな「未来創造の対話の場」を主催する人たちと話をしていて
主催者が直面する悩みには次の[4つの難しさ]があるのでは?
と感じています。 一山超えれば谷あり、そしてまた山あり(^∧^)

[1]フューチャーセッションそのものを開催するまでの難しさ
[2]開催後、自ら手を挙げてメンバーが集まりプロジェクトが立ち上がるまでの難しさ
[3]プロジェクトがスタートしたものの、コアメンバーの思いが
  バラバラだったり、温度差があったり、トーンダウンしたりという難しさ
[4]広く浸透させ、その他大勢を巻き込む難しさ個人的肌感覚では
[1]と[2]の難しさを訴える声はよく聞くのですが、
[3]以降は「主催者はノータッチ」という現場がまだまだ多い
…ような気がしています。

そんな中、ここ大津町熊本県立大学の取り組みは、
とにかくFS主催者たちが伴走し続けておられ o(^∧^)o
まさに[3]の山にさしかかったところです。今年6月に「イモ愛」が描けた
大津町と熊本県立大学とで取り組んだ地方創生FutureSession。
*第一回の絵巻物は→こちら

第一回FutureSessionから立ち上がったプロジェクトの1つ
「team 貯蔵庫レストラン(仮称)」が
今回この8月の第二会のセッションに集まりました。

メンバー構成は、
生産者(若手イモ農家さん)、消費者(高校生・大学生)、
事業者(カフェなど店舗)、研究機関(大学・高校)
とまさに多様なチームです。プロジェクトは第一回FutureSessionが終わった直後から
すでに始動しているのですが(試作品もいくつも登場!)

私が絵筆を持ってお手伝いしに来た8月の第二回セッションの目的は

1)改めてコアメンバー同志が
このプロジェクトに参加するそれぞれの想いを共有する。
なぜやるのか」、「何のためにやるのか」
ここでも対話の流れで大事なのは「ネガポジ」です。

2)そして今後「どんなことをやっていくのか」を走り出す前に
ブランディング:「大津イモ」 ブランドとしての約束事
「これをやる!これはやらない!」 を話し合いました。
ここでも「これはやらない」というネガにパワーがありました。プログラム1:まずは1つの円になって今の思いの共有からスタート。

■参加者 20名 [コアメンバー]+[よそもの外の目]
[コアメンバー]若手イモ農家さん「セガレーズ」←オシャレでしょ〜(^.^)、熊本県立翔陽高校の生徒さんと先生方、熊本県立大学の生徒さんと先生方、大津町役場職員、大津町のカフェ店長さんたちなど当日参加できなかったメンバーは手紙で参加
[よそもの外の目]:人吉高校の生徒さんや見学に来られていた山都町地域づくり協議会の若手メンバーの方々も巻き込んでご参加いただきました(^.^)プログラム2: 前回のフューチャッセッションを絵巻物を使って振り返り。

ここでも「ネガポジ」の流れで前回の対話を再確認。

ネガ:大津町の課題 「空き家が増えている」「北部南部の高齢化」
「大津町は、阿蘇や市内へ行く途中の[通過するだけの町]になっている」

ポジ:解決アイデア「大津町のソウルフードからいも」を使った地域活性化策「イモのフルコース」「イモスムージー」「イモラン」など
実現したいアイデアが生まれ、その中の1つが今回の「貯蔵庫レストラン」プロジェクト。
今後「空き家イノベーション検討team(仮称)」も立ち上がる予定とのこと。プログラム3:プロジェクトに関わっていくそれぞれの思い覚悟を共有
なぜやるのか」「何のためにやるのか」

ここで採用された「フィッシュボール」という対話手法はよかったですね〜。

イスを二重の円に並べ替え
中の円のイスに座った人たちからストーリーテリングをスタート。
中の円には1つだけ空いているイスがあります。

外の円から、話したくなった人は、その空席に座る。
中の円で、話し終わったなと感じた人は、外の空席に移る。

入れ替わり立ち替わりしながら、それぞれが
心の中で抱いている思いを吐露して共有していきました。

しかも、ファシリテーター大津町役場の緒方さんからの問いかけが
ぶっちゃけ「ネガ」スタートで、絵筆はさらに喜びました(^.^)

若手イモ農家さんに
自分たちの儲けのためでなく、どうして大津町のためにやろうと思ったの?」
高校生、大学生たちに
「最初はやらされ感いっぱいだったんじゃないの?」
※画像をクリックすると拡大して見られます。「ネガ」から聞こえてくる本当の気持ちはお互いの心の距離を近づけます。
「ネガ」は「ポジ」の裏返し。
「ネガ」を通して「なんとかしたい気持ち」が描けてきました。

高校生たちは、じぶんたちがつくったものが喜ばれる幸せを味わってしまったよう♪
これまでは「食べてはいたけど考えた事もなかった」大津イモのことを、今では
大津の目玉になるのかもと考える楽しみでワクワクしているのが伝わってきました。
未来につながる今のモヤモヤを思考する楽しみを知ってしまいましたねo(^▽^)o

若手イモ農家セガレーズの皆さんは
農協を通しているだけだと、
じぶんが育てたカライモがだれの手に届いているのかわからない。
そこで各自はそれぞれ合間に、
お客さまに直接会える独自ルートをつくって売っているそう。

けれど、お客さまの声「大津のイモやったら買うけん」という一言で
何より「じぶんが大津に支えられていた」という気付きがあったそう。
じぶん1人じゃダメだ!」と思ったそう。

1人でやっていても…つながりが欲しい」
「皆と何かやれたらいいな…と思っていた」
そんな素直な気持ちの共有がメンバーの心を1つにしていきました。

※画像をクリックすると拡大して見られます。プログラム4:そうはいっても「大津町のからイモ」ってどうよ。

「参加メンバー」のそれぞれの想い・覚悟を再確認したところで
「大津町のからイモ」 そのものの課題の深堀りタイムへ。

ここでも対話の流れは徹底して「ネガポジ」です。

「大津のからイモ」の「ここが」「ここがダメ」「ここがおかしい

じぶんで自分の商品やサービスをダメ出しできるネガな対話は
最高に素敵なネガポジ!未来への近道ですo(^^)o

「大津町のからイモは県内一の生産量」
「イモと言ったら大津、と言ってもらえる」というポジな声に対して

「イモと言ったら大津、だなんて聞いたことがない」
「大津と言えばサッカーでしょ?」
「いきなり団子の中身がどこ産のイモかなんて気にしたこともない…
 きっと大津イモだろうけど…」 というネガな声。

確かに消費者も「産地」への関心は薄いかも。
昨今のさつまいもギョーカイが売りにするのは「産地」ではなく
紅はるかや安納芋といった「品種」だそう。

※画像をクリックすると拡大して見られます。前回のフューチャセッションでは
「大津町のソウルフード」とまで言われたからイモですが、

県内一の生産量を誇りながら
「町民が誇れるような、大津町産のからイモの加工品が無い」

悲しい現実は、
鹿児島みやげのスイーツに変わっている可能性もあるとか…
「大津町のからイモはどこへ」行っちゃっているの?

大津町で毎年開催している「からいもフェスティバル」も
ぶっちゃけどうなの?という
ネガティブ〜な問いかけにさらなる悲しい事実が発覚。

芋掘り体験したイモをそのまま持ち帰っているので
「大津のからイモ、大したことないね」という声がチラホラ…!!!!

「からイモは寝かした方が美味しい」というのが常識だそう。
だから大津町にはいくつもの貯蔵庫が至るところにあるとのこと。

寝かせると美味しいなんてご存知でした?
わたしは全然知りませんでした。
絵筆を持つ私は(^.^)ネガこそまさにポジの裏返し〜♪
と、このあたりからウキウキ描いておりました。グラフィックフィードバック
なんとかしたい絵に付箋投票してもらったところ
(写真:絵の中にカラフルな付箋が貼られてます)

ワースト3は次のようになりました。

◆売られ方:品種重視、産地へのこだわりなし
◆美味しさ:貯蔵庫で寝かしたほうが美味しいのに、知られていない、そのように流通されていない
◆認知度:大津町の人が誇りを持って「大津といったらからイモ」と言えていない

認知度については
↓こんな大学生の言葉にオトナたちの心が動かされました。

熊本県立大学の学生たちが八代市で認知度調査をしたところ
「八代は冬トマトの生産量が日本一」であることを「知らない20%」という結果に
「80%も知っている、ではなく、20%も知らない!ことが問題なんです!」

※画像をクリックすると拡大して見られます。プログラム5:若手イモ農家さんから「大津町のからイモ」レクチャー↑

最初は、水が出ないこの土地で育てられるものは何か…
というネガティブな状態(←イイですね〜^^)からスタートしたそう。
大津町に広がる「阿蘇の火山灰」で育つもの。
それが「からイモ」だったそう。

「大津町のからイモ」の美味しさの理由は
阿蘇の火山灰」のおかげ!

しかも「コンクリート式の貯蔵庫」を
日本で初めて開発したのも大津町だそう。

※画像をクリックすると拡大して見られます。↑ しか〜し! 仲買いさんたちには
貯蔵庫で寝かせた時間によって糖度が変わる
ことが評価されていないという、またも悲しい事実が…(`^´)
「甘み」重視なのに、寝かせていなくていいと言われるのは…ナゼ?!
とにかく今は「品種」重視「穫れたて」重視「新イモ」重視。

でも、絵巻物の上では、このネガこそチャンスですo(^▽^)o

ちなみに、ここで「絵筆のギモン」もフィードバック。
甘い」が絵に描けない
「甘い」と一言でいっても感じ方は色々あるハズ…
「甘い」って、そもそも、そんなに嬉しい?
わたしは「甘過ぎる」焼き芋は苦手デス…いよいよ「大津町のからイモ」ブランドづくり。その前に

プログラム6:熊本県立大学 丸山教授から レクチャー「ブランドとは何か?」

「これいい」ではなく「これいい!」と言われるには?
ブランドの本質「顧客とどんな約束をしてプロポーズする? 」※画像をクリックすると拡大して見られます。プログラム7 :3テーブルに分れてアイデアフラッシュ「ブレーンマッピング

まずは自分たちが「大津のからイモ」になりきりました(^.^)

どんなキャラクター? どんな長所や短所がある? ライバルはだれ?
どんな旅をする? どんな人生を送りたい?
と、どんどん発想が広がっていきました。ちなみに「team貯蔵庫レストラン」は
実際この日のセッションまでにすでに
いくつもの試作品を生みだしていました。前回のFutureSessionで生まれた「イモスムージー」を
早速、次の日には試作してきてくれた方がいたり。翔陽高校の生徒さんたちは「イモジャム」を開発。
これがまた香りが素晴らしく且つ素材そのものだけで作られていて
(自然素材だけで、ここまでからイモの香りを出すのは難しいそう)
作り手たちの創作意欲をさらに刺激して高校生はもちろん、大津町のカフェ店の方たちを中心に
イモジャムを使ったさまざまな商品が試作開発、進行中。
このスピード感はすごいですよね。

その中でも試食させてもらった
イモ密きんときシロップのかき氷」はオトナな逸品!
あえて小豆ではなく塩豆とイモジャムをあわせたバランスが最高です。
次の日に開催された大津町の夏祭り地蔵祭で、早速試作販売されました。個人的には、試飲させてもらった「いもスキッシュ」という
イモジャムベースの炭酸飲料にトキメキました(≧∇≦)
今までにない飲物です。

さつまいもスイーツでこんなに香りを楽しめるものって無いハズ。
からいもの香りが胸いっぱいにフワ〜ッと広がって、しかもさわやかで。
焼き芋が苦手な人や甘過ぎるという人も飲めてしまう新感覚のジュースです。そんなふうに発想がどんどん広がって、
アイデアを具体化していく目の前の作業とは
ワクワク夢中になれるので行動も速くなります。

しかし、下手すると、大事なものを見失いやすいときでもあります。
だからこその「大津町のからイモのブランドづくり」です。

※画像をクリックすると拡大して見られます。プログラム8:クイックプロトタイピング+発表
「大津イモの約束・プロポーズ 」を各チームで決めていきます。

from「どんなヒト(顧客の状態)」を
→ to「どんなヒト(顧客の理想状態)」にしてあげられるのかそのときの(実現根拠)
「大津イモだからできることって?」
「大津イモにしかできないことっって?」「大津イモがやらないこと○箇条」←このネガがやっぱり心強い!

※画像をクリックすると拡大して見られます。※画像をクリックすると拡大して見られます。※画像をクリックすると拡大して見られます。※画像をクリックすると拡大して見られます。絵筆がここで再びギモン…

6枚目に描けた母なる大地
阿蘇の大地の火山灰」が描けなくなってきた。

「産地より品種」の現状(ネガ)をなんとかするべく
「貯蔵庫で寝かしているから糖度調節できる大津産」をウリ(ポジ)にはできましたが

「イモといえば大津…なんて知らない」(ネガ)がまだポジに変わっていない。

東京人としての個人的な意見は、東京に居るとそれでなくても
東京の行きつけスーパーに置いてあるのは、千葉県産、茨城県産…

「大津産」は何が違うの?
「大津」ってそもそもどこ? 読み方は「おおつ?おおづ?」
そもそもどうして「大津町で、からイモが名産」なの?でも一方で東京人は「どんな水や土で育った野菜か」
ということにはとっても敏感です。

阿蘇の裾野にある大津町」だからこそ
堂々と言えることありますよね〜(≧∇≦)

阿蘇くまもと空港に降りるとき、
飛行機の窓から広がる緑を眺めていつも思うのは
「熊本に来たー」というより「阿蘇だー!」です。

阿蘇が大きく手を広げて大自然のエネルギーいっぱいで
小さな私たちを迎え入れてくれるあの感じはたまりません(o^^o)
高層ビルに囲まれて暮らす東京人にとっては憧れデス!

↓そんな話から「JAPAN ASO OZ」が見えて来たのが下の絵です。

※画像をクリックすると拡大して見られます。この後、コアメンバーでの飲み会を通じて ←コレもと〜っても大事(^^)
丸山先生がまとめてくださった
OZ-Heartブランド構想(案)」がこちら↓絵空事に終らせないノウハウ満載のプロジェクト。
ますます今後の動きに目が離せません。
直近では町民の方を中心に「からイモ」レシピの募集を計画中です〜(^.^)ーーーーー関連URLーーーーーーーーーーーーー
大津町(おおづまち)と熊本県立大学COCが取り組む
絵空事に終らせない地方創成フューチャーセッション

今年6月 第一回セッション「大津町の宝もの探し、宝物づくり」
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=378
↑前回のプログラム詳細と今回のプロジェクトの元となった未来の大津町の新聞記事や「イモ愛」が描けた絵巻物が見られます

今年8月2 度目の訪熊で「絵空事に終らせない」熊本県立大学と大津町の
「チームワーク、後工程からのフォロワーシップ」を再確認!
http://www.graphic-facilitation.jp/cp-bin/blog/index.php?eid=386
↑未来対話を成功させるのは「ファシリテーター」の力量だけではダメなのです〜(^∧^)
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絵巻物1:町の心配や不安事から気持ちを1つに〜熊本県立大学&大津町フューチャーセッション
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