多様なメンバーが集まる話し合いの場に「グラフィックファシリテーション」


*司会進行をされるメインファシリテーターの方と二人三脚ですすめていきます。
*ワールドカフェ形式の対話も得意としています。(少人数×複数テーブルに分かれて、どんどんメンバーを入れ替えて、発散~収束していく対話形式)


レコーディング(記録)だけでは解決できない。当日は3steps。


弊社グラフィックファシリテーションは単なる議事録(レコーディング)ではありません。当日は次の3ステップ ①グラフィック レコーディング(記録)②グラフィック フィードバック(解説)③グラフィック ダイアログ(対話)で構成されていますが、みなさんにグラフィックファシリテーション本来の価値をご実感いただけるのは「グラフィックレコーディング(記録)」の後に行う「グラフィックフィードバック(解説)」から。そして、そのフィードバックを受けて、みなさんが絵巻物をタタキ台に交わす「グラフィックダイアログ(対話)」こそが、チームが本質的な議論と内省と共感を持って1つになっていく時間になります。


絵巻物の世界を「グラフィックフィードバック(解説)」


弊社の絵巻物は正確な議事録ではありません。あくまでも第三者の視点から「皆さんの発言を、こう聴いて、こう描きました」と参加者のみなさんにフィードバックしています。その時に、「絵巻物に変換」しようする過程でぶつかった気づきや違和感、問いもお伝えしています。例えば「喜んでいないカスタマーが描けてしまいました」という時は、カスタマー視点で語りきれていないサインだったり、「具体的な絵に描けませんでした」という時は、まだビッグワードで語っているサインだったり、「これは他社では描いたことのない絵です」と私が興奮気味にお伝えしている時は、御社の強みやらしさ・DNAが描けたサインだったり。「皆さんのおっしゃりたいことは、こんな絵になるのでは」とひたすら脊髄反射的に「絵に変換」しようとする中で起こる絵筆の反応には、さまざまな気づきや問いかけが隠れているからです。


絵巻物への「付箋投票」から

「グラフィックダイアログ(対話)」


「グラフィックフィードバック」を受けた後、みなさんには「グラフィックダイアログ(対話)」に入る前に、絵巻物に「付箋投票」をして頂いています。「これだけはなんとかしたい絵」を3つ選んだり、「これだけは大事にしたい絵」を2つ選んだり。どんな絵を選ぶかは会議やワークショップに求める成果によって変わります。そして、一人一人、どの絵に付箋を貼ったのか。何を感じてその絵を選んだのか。そんな気づきの共有を、絵巻物の前で「グラフィックダイアログ(対話)」していきます。付箋投票は実は絵巻物を数値化できる効果もあります。特に付箋がたくさん集まった絵は「みんなが大事にしたいこと」や「最も手を打つべき問題」を気づかせてくれます。大事な絵を絞り込むことは、その後の施策を考えるうえでとても重要な作業の1つになっています。何より毎回驚くのは実際、ネガは「吐き出し切れると」意外にも同じ絵に付箋が集まって「ワースト3」に絞れたりするのです。実は根っこにある本当の問題の種類は多くないのです。


「そんなふうに思ってたんだ」「みんなもそう感じてたんだ」


絵巻物に対しては、皆さんから「こんなイメージではない」といった異論・反論も大歓迎。それこそが、みなさんの目線と想いをあわせるための「タタキ台」としての絵巻物の役割の1つです。絵巻物の前に立つと皆さん「この絵がいいと思ったのは…」とか「うまく言葉にならないんですが…」と、普段のビジネス会議の議論では許されないような「曖昧な」会話を自然と始められます。それもまた絵巻物がご提供できる価値の1つです。結論や要点、数字から語ることを求められる普段の議論の中で、そんな「曖昧さ」を共有していないからモヤモヤしていた。でも、お互いの気づきをシェアすることで「みんなも同じことでモヤモヤしてたんだ」「そんな考え方もあることが知れてよかった」と、お互いの共通の想いや認識の違いが見えてくると、さらに深い理解と共感と内省を経て、チームの共通認識をつくりあげていかれます。 


何のために「誰のために」話し合っている?

「未来につながる」絵巻物を俯瞰するという感覚。


じぶんたちの話し合いが「絵巻物」に描き出された状態を「俯瞰する」という感覚は、じぶんたち以外の登場人物の存在やその人たちの心の声まで見せてくれます。そんな鳥の目・虫の目という感覚と同時に、魚の目=時間軸の存在する長い絵巻物の先は「未来」につながっています。それは常に「私たちは何のために、誰のために話し合っているのか」を問いかけてくる存在にもなります。絵巻物の前で、自分たちの議論を「俯瞰」しながら、仲間と、チームと、目の前に明らかになった「なんとかしたい・ほっとけないネガな状態」をいかに「ポジ転換」させていくか。「最悪なネガティブな状態の反対にある、じぶんたちが実は望んでいる未来とは?」「何のために、誰のために、未来へ進もうとしているのか?」という「ネガポジ対話」を深めて未来行動を生み出す議論をしていきます。


ネガポジポジ反転

「本当はこれが欲しかった」「ワクワクしてきた」と言いたくなる

「本当のポジ」を最短で描く。



「他責・他人事」から「自責・自分事」へ。

「事前設計」が9割。対話をどう「引き出す」か。どう「問う」か。


グラフィックファシリテーションは絵を描くパフォーマンスが注目されやすいですが、その議論を「絵空事に終わらないために」つまり「未来行動につなげるために」最も大事な時間は、実は「事前のお打ち合わせ」になります。いきなり発言を絵巻物に描いても、絵空事議論はいくら絵に描いても絵空事で終わってしまうからです。ワークショップが終わったとき、参加者が「他責・他人事」から「自責・自分事」へ変容しているには、当日の対話をどう設計したらよいのかといったことを、お打合せからご支援させて頂いています。どんなネガティブな感情を引き出せると、最後に「誰のために」「何のために」「どうありたい(be)」「何をしたい(do)」を実感できる未来が絵巻物に描けてくるのか。そのためにどんな言葉で問いかけると話したくなるのか。研修プログラムやフォーラムなど、すでにプログラムがある程度決まっている場でも、そこで「絵巻物」がどう関わると、さらにより良い成果や参加者体験をつくりだせるのか。終わった後も気づきを起こし続けられるのか。参加しなかった人にまで届くのか、などなど。ブレスト段階からも巻き込んでいただいています。

★事前設計「ネガポジ対話設計3枚シート」は→こちら



「絵巻物」は完成した後も働きます。

仲間を「共感」で巻き込むために。


 ★絵巻物の活用実例はこちら→「後日 絵巻物もっと活用」




グラフィックファシリテーター®️やまざきゆにこ

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