こんにちは。グラフィックファシリテーター®やまざきゆにこです。

野村総研 未来創発センターデータサイエンスラボ」さまの新しい取り組み NRI「データサイエンス用語」の解説動画(絵巻物)第6弾がYouTubeアップされました。今回は(2分で解説)「コンテクストマッチ広告」です。

クッキーを取得できなくなる(クッキーレス)ことから、新たなWEB広告の出稿手法が開発されていますが、その中でも今、注目が集まっているのが今回解説する『コンテキストマッチ広告』です。

1ユーザーとしてはこれまでWEB広告にあまり良い印象はなかったけれど、「ユーザーに嫌われない広告」どころか「ユーザーが思わず読みたくなる広告」が可能になっているというお話♪

「どうして今までコレができなかったの?!」と言いたくなるくらい違和感のない広告が表示されそうなのですが、これまでは人力でやるしかなく限界があったとのこと。それがAIのおかげで、格段に扱える数が上がって、24時間365日、学習し続けながら、組み合わせの検証や修正スピードが上がったそう。また、これまでは「過去の履歴」で好みを判断して表示されていたけれど、「今」のユーザーの気持ちを汲んでWEB広告が表示されるようになっているのもAIの力なくしては成り立ちませんね。。

「コンテキストマッチ広告」詳しい用語解説はこちら。
https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst?syllable=ta
(Context Matching for Advertising)

ぜひチャンネル登録してください。次回、第7弾は「GPT-3」です♪

YouTube公式チャンネル NRIデータサイエンスラボ
https://www.youtube.com/channel/UCpy_3_wYutf5u0U4DdOziGQ

【動画制作のウラ話】
どんな打ち合わせを経て作られているの?」と聞かれることが増えたので、ここでちらっとご紹介します。ざっと以下のような流れです。

(1)野村総研のデータサイエンスラボの研究者の方からレクチャーを受ける。(2)研究者の方に対してゆにから超初歩的な内容から質問攻め。(3)2分動画で「NRI」として伝えたいポイントは?(※用語解説ページがあるので詳しくはテキストを読んで頂く流れになっています)(4)YouTubeを見る人に刺さるポイントは?

(1)(2)を繰り返し→(3)(4)を繰り返→また(1)(2)に戻って→(3)(4)…と、ぐるぐる回って毎回2時間、長い時で3時間、お打合せしています。

(3)がもっとも悩ましい議論。用語解説といってもデータサイエンス自体が新しい分野なだけに、且つ、今話題になっている用語を取り上げているので、インターネット上には1つの用語に対して多様な解釈が氾濫していて論争まで起きているものもあったりするんです。その中で、NRI研究者のみなさんだから語れる「本当の新しさとはどこの部分か」とか「本当に押さえておくべきポイントは何か」といったことを研ぎ澄ましていく話し合いは、難しくも学びも深く楽しいです。

(4)もまた難しい。わたしのようなデータサイエンス初心者のときもあれば、データの世界にある程度触れている初級者向けのときと、2パターンがあるので、わたしにとっては「新しい」「面白い」と飛びついた点から語っても回りくどいときもありますし。わたしが「データが増えるたびに学習してくれるのがスゴイ」と思っても、統計学の視点からすると「データが溜まれば全然、面白くない」となったりします。これも1つの、ぐるぐる感です。

(5)ゆに持ち帰る。オーバーヒートした頭をしばらく寝かせる。忘れる。(6)手描きでチラシの裏紙になんとなく流れを書き出す(←床で作業)。(7)そのままオンラインホワイトボードmiroにいきなり描く(←机で作業)。録画しながら。(8)担Hさんへ動画ファイルを送信。

ちなみに(6)~(8)で丸一日かかるので、この日は家から一歩も出られません。

(9)Hさんが動画を見て台本作ってボーカロイドに喋らせて、早送りで2分動画に編集。日曜の夜に送ったら月曜の昼にもう出来あがっていてビックリしたこともあるほど仕事が速い!わたしの誤字もうまく消しておいてくれます。(10)担当研究者の方のチェック→広報のチェック→公開、という流れ。